香りを聞く~香道の世界観から学ぶ~私はメディカルアロマ関連資格を取得していますが香道にはアロマ(精油)とはまた違った日本ならではの奥ゆかしさを感じます。室町時代に確立された香道ですが平安時代には貴族を中心に源氏香という香あての遊びが主流となり鎌倉時代に入ると武家江戸時代に入ると庶民にまで文化が広がり今や日本では100円ショップでも売られ品質に差はあるものの日常で個人が自由に愉しむ領域になりました。なお、香道の世界では香りを聞くといいます。言葉の表現1つにもこだわりがあります。さて、どうして香りを聞くというのでしょうか?嗅ぐというのは、本来動物がもっている五感の嗅覚で感じるものですが人間が感じる香りはそこに個人の価値観であったり精神性が加わる特有なものだからこそ“香り...21Jun2016コラム・エッセイ